ミャンマーにおける、和解と暴力に頼らない行動と、民主化を求める声明

社会に関わる仏教者の国際ネットワーク(INEB)

INEB Statement on Coup D’etat in Myanmar – English Version

2021年2月9日

INEBは、仏教徒のみならず、他の信仰を持つ人や信仰に根ざす立場を取らない人など、多様な背景を持つ人々がアジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、アフリカと全世界から集まって構成されています。私たちは、これまで慈悲の心と全体的で非暴力の方法による平和な社会づくりに長い間取り組んできました。その中で、暴力を用いることは紛争解決の手段として稚拙であり、耐え難き苦悩をもたらすことを知りました。

現在、ビルマ・ミャンマーで起きている状況において、私たちは暴力に頼らずに和解と民主化プロセスが再開できるのかどうか深く憂慮しています。この数日間、ミャンマーに暮らす何千人もの市民は、国軍が憲法に反するやり方で権力を掌握しようとしたことに対して、非暴力な方法をもって異議を示してきました。ほとんどが仏教徒である国軍は、これまでは市民に対して攻撃的な対応はしてきていません。私たちは、国軍が今後も武力を使わないことを心から願っています。

私たちは、国民民主連盟(NLD)による文民政権とミャンマー国軍が、宗教者、少数民族、市民グループ、88ジェネレーションなどのリーダーの協力のもとに、包括的な対話を始めるよう求めます。政府に属さないこれらのグループのリーダーは、NLD、特にアウン・サン・スー・チー氏と、国軍、特にミンアウンフライン国軍総司令官に、それぞれの本来の役割、つまり市民を統制する者ではなく市民の総意を代表する存在であることを再認識できるよう、自己を振り返るきっかけを生み出すことができるでしょう。

仏教徒の仲間として、NLDとミャンマー国軍に寛容(布施)、忍耐(忍辱)、自制(出離)を実践し、ミャンマーのすべてのいのちあるものに対して、以下に述べる十波羅密の実践をするよう求めます。それは、問題の根本的な解決につながることです。

― 正思惟と正定の実践として、ゆるぎのない正しい統治を築くこと。その統治下の元では地域、地方、国家、国際レベルでのそれぞれの利害がぶつかり合うことなく、誰かを搾取することなく、市民的権利と人権が確実に尊重される。

― 正見と正行の実践として、文化や思想の多様性とその全てを包括する姿勢が広がること。それが非暴力社会の屋台骨となることで、ミャンマーが力強い民主主義国家として繁栄する。

私たちは、これらの目標に賛同し私たちと共に歩む人たちが増えることを求めます。それによって、ミャンマーの問題を解決するための橋渡しと関係性づくりを続けることができるでしょう。

International Network of Engaged Buddhists (INEB)
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