原子力行政を問い直す宗教者の会 「2018松山全国集会」のご案内

純粋に〈いのち〉を愛する市民と宗教者が対話・交流する集会

「考えてみると世間の大部分の人は悪くなることを奨励しているように思う。悪くならなければ社会に成功はしないものと信じているらしい。たまに正直な純粋な人を見ると、坊っちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する」(夏目漱石『坊っちゃん』より)

●日 程● 9月10日(月)14時半~12日(水)12時

●場 所● 松山市(エスポワール愛媛文教会館)・伊方町・八幡浜市

●参加費● 1日 1,000円(詳細は留意事項をご参照下さい)

●主催●    原子力行政を問い直す宗教者の会

●内 容● 講演①
10日 15時半~17時
「ハミガキするように社会のことを考えよう
~原発事故取材報告」
おしどりマコ・ケン さん(芸人・記者)

講演②
10日 17時半~19時
「地震断層と伊方原発」
小松正幸 さん(愛媛大学元学長/地質学)

講演③
11日 18時半~20時
「甲状腺がんの子どもたちは今」
白石 草 さん(OurPlanet‐TV代表理事)

【開 催 主 旨】

大分合同新聞
大分合同新聞

私たち「原子力行政を問い直す宗教者の会」は1993年の設立以来、原発・核の問題を宗教者として大切な課題として、宗教宗派を超えたが立地する現地に身を運び人々の声を聞くことを大切な課題として、全国集会を重ねてまいりました。その回数は10回をこえております。一昨年来、四国地域において当会メンバーと地元の仏教及びキリスト教関係者との交流が深まり、このたび四国で初めて全国集会を開催することになりました。

愛媛県の佐田岬半島に立地する伊方原発は、いろいろな意味で象徴的な原発と言えます。当初より専門家が活断層の存在や中央構造線の活動を指摘しても、無視されて強引に建設が進められました。豊かな漁場に恵まれ、海洋交通も発達した地域伝統の「海の生活」を奪う権力(国策)による横暴について、電力を使う立場の都会住民は知ろうとすることもないまま…。
半島の奥には5千人もの人々が住んでおられます。南海トラフ巨大地震が心配され、避難計画の現実性も問われています。
原発近くに米軍ヘリが墜落する事故(1988年)や、1号機の最高裁における棄却判決(1992年)が出された歴史を経て、今、昨年12月の広島高裁での仮処分により3号機は本年9月末まで差し止めになっています。1・2号機は既に廃炉決定されており、3号機が廃炉になれば四国電力は原発を全機断念した電力会社になります。二日目はそんなホットな現場まで足を運び、現地の人々と交流する時間を設けます。

メイン会場でのプログラムでは、市民の皆さまと肩の力を抜いて原発について語り合える場を願い、音曲漫才のおしどりマコ・ケンさんをお招きいたしました。また、地震の問題や福島原発事故での被曝実態についても学びます。
どなたさまも(宗教の有無や違いを超えて)、純粋に〈いのち〉を愛する人々はこの9月松山に集いましょう!

市民と宗教者が対話・交流する集会です。

■ 9月10日(月)
14:00 受付開始
14:30 開会 挨拶
15:00 趣旨説明・オリエンテーション
15:30 講演①「ハミガキするように社会のことを考えよう~原発事故主題報告(おしどりマコ・ケンさん)
17:00 休憩
17:30 講演②「地震断層と伊方原発」小松正幸さん
19:00 休憩
19:30 夕食(パーティ形式)
20:30 中締め

■ 9月11日(火)
8:00 朝食
8:30 伊方原発へ移動
10:30 正面ゲート前座込みと四国電力への申入れ
12:00 昼食・地元の方々と交流会(八幡浜市内)
15:00 メイン会場へ移動
17:30 夕食・休憩
18:30 講演③「甲状腺がんの子どもたちは今」(白石 草さん)

■ 9月12日(水)
8:00 朝食
9:00 全体会
10:30 閉会

午後 愛媛県庁へ申入れ

13:00

講演① おしどりマコ・ケン さん
2003 年結成の音曲漫才(よしもと所属)。福島第一原発事故後、東京電力の記者会見を取材し続け(回数は800回を超える)その他様々な取材をし、いろんな媒体で発表。その正直で純粋な活動は、ドイツやスイスにジャーナリストとして招かれるなど世界的評価を得ている。平和・協同ジャーナリスト基金2016奨励賞受賞。

講演② 小松正幸 さん (こまつまさゆき)
新潟大で16年、愛媛大で22年地質学の教鞭をとり多くの専門家を社会に送り出した。専門は島弧高温型変成帯の岩石学と地体構造論。愛媛大学では理学部長、副学長、
学長を、学会では日本地質学会長、学術会議会員を勤めた。
現在、安保法制の廃止を求める愛媛の会代表幹事。

講演③  白石 草 さん (しらいしはじめ)
放送局勤務を経て、2001年に非営利の独立メディア「OurPlanet-TV」を設立。
2014年、ドキュメンタリー『東電テレビ会議49時間の記録』で「科学ジャーナリスト大賞」を受賞。
著書に『ルポ チェルノブイリ 28年目の子どもたち』(岩波ブックレット)など。

●メイン会場●
エスポワール愛媛文教会館
住所:松山市祝谷1丁目5-33
電話:089-945-8644

【アクセス】
伊予鉄道「道後温泉駅」 徒歩約10分

☆松山空港から
空港バス(道後温泉駅前行)約40分
☆JR松山駅から
伊予鉄道(道後温泉駅行)約20分

●留意事項●

◆松山の会場までの交通手段は、往復ともに各自で確保ください。
二日目(9月11日)の伊方原発までの往復は、事務局で乗り合せの手配をいたします。
◆宿泊は、エスポワール愛媛文教会館を全室貸切で仮予約してあります。8月末日までにお申込み下さい。相部屋利用に抵抗がある方(個室ではありません)や、定員に達した場合は、各自で別の宿を予約下さい。会場の周辺には、ホテル「メルパルク松山」や「にぎたつ会館」(公立学校共済組合道後宿泊所)など宿泊施設は多数あります。
◆集会の参加費用は、以下の通りです。当日お納め下さい。
全日程参加(宿泊付き) 15,000円 …朝食(11日・12日)夕食(11日)の費用を含む。
全日程参加(宿泊なし) 2,000円
10日のみ参加 1,000円 10日パーティー参加 2,000円
11日のみ参加 1,000円 12日参加 無料

●「2018松山全国集会」参加申込書●
氏名(ふりがな)
性別
所属
住所 〒

電話
E-mail

※申込内容をチェックしてください。
参加日程 □10日 □パーティー(10日夜) □11日 □12日
エスポワール愛媛文教会館宿泊  □10日 □11日

※郵送・FAX・メールにてお申込みください。

問合せ・申込み先:
〒112-0002 東京都文京区小石川3-4-14 見樹院内
大河内秀人 03-3812-3711
携帯090-3213-4575
FAX:03-3815-7951
E-mail:hit@nam-mind.jp

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