2016年INEB総合国際会議

集まりくる流れ:ホリスティックな開発(かいほつ)への取り組み
平和と持続可能性のための諸宗教対話

2016年1月22日~27日conflogo

スリランカ、コロンボ市及びアヌラダプラ市

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1月22日夕方:開会式と公開シンポジウム(コロンボ市)

公開シンポジウムの開催をもって今回のカンファレンスが正式に開始となります。国連ミレニアム開発目標 (MDGs) とその成果、反省、また国連持続可能な開発目標 (SDGs) における新たなプロポーザルに基づいてシンポジウムは行われます。スリランカの首相、Maithripala Sirisena による開式挨拶、続いて国連開発計画 (UNDP) の代表者によるこれまでのMDGsまた今後のSDGsについてのスピーチがあります。その後、アメリカの仏教学者であり環境保護活動者ジョアンナ・メイシー氏、またスリランカのサルボダヤ運動創始者であるAT・アリヤラトネ氏、INEBの創始者であるタイのスラク・シバラクサ氏のパネルディスカッションが行われます。食事の後、カルチャーショーをもって終了。

INEB総合国際会議1月26-27日(アヌラダプラ市)

今回のINEB総合国際会議のメインイベントは、Converging Streams: Engaging for Holistic Development and Inter-Faith Dialog for Peace and Sustainability(集まりくる流れ:ホリスティックな開発(かいほつ)への取り組み‐平和と持続可能性のための諸宗教対話)というテーマで、2016年1月26,27日にアヌラダプラ市のアイランダーセンターにて開催されます。二年に一度行われるこのイベントは今回、諸宗教のリーダーを招き、積極的にプログラムに参加してもらいます。このイベントはINEBの主要プログラムを基本に企画され、様々な団体で現在活動している参加者の方々が情報を交換しあい、さらに活動を展開する機会を提供します。このカンファレンスでは、共通の課題を地域の政治的背景にとらわれない広い見解で認識すると同時に、参加者が共に協働し交流を深める機会を得ることができます。

総合会議所:Islander Center
総合会議所:Islander Center

両日ともに、午前中の基調講演とパネルディスカッションから始まります。午後は両日ともインタラクティブセッションとなり、World Café やOpen Spaceのスタイルで参加者が会議のテーマについて各自の見解、アイデアを共有します。これらのセッションは、参加者がトピックを挙げ、他の参加者を募りグループディスカッションをするというような、インフォーマルな形にこだわらないスタイルで行われます。またこのセッションの時間では、既存のINEB関係団体が集い、コラボレーションをさらに進めることもできます。またINEB全般の協働プラットフォームのアイデアを考えるセッションも行われます。その後、最後は参加者全員が集まり、サマリーセッションをします。カルチャーパフォーマンスと交流親睦会からなる閉会式は、1月26日に行われます。

総合会議所:Islander Center
総合会議所:Islander Center

他のプログラム

1月17-18日:「AからZまで」地球温暖化の問題の総合的ワークショップ (ファシリテイター Nigel Crawhall南アフリカ) 

1月19-21日:ディープ・エコロジーワークショップ(ファシリテイター Joanna Macy米国)

1月22日午前:上座部仏教の比丘尼系譜再生運動のシンポジウム

Diyatha Uyanaに近いGothama Thapo Wanayaに於いて、スリランカの比丘尼、タイのBhikkhuni Dhammananda、台湾のBhikkhuni Chao Hweiによる、上座部仏教・テラバーダの比丘尼の系譜の再生についてのディスカッションを行います。

1月23日午前:The Good Market 良い市場」の見学
goodmarket

 

午前中、The Good Marketというエコフレンドリーなフェアトレード商品を扱うマーケットに行き、マーケットの主催者、販売者、消費者に話を聞きます。当日はオーガニック食品、飲料を買うことも可能です。

1月23-25日:特別見学 (どちらか選択)

  • エコシステム(生態系)、地球温暖化、持続可能な開発:

11665405_794396747325149_2467493735006759062_nシンハラジャ森林保護地区、セリン(フェアトレードハンドメイド雑貨ショップ)、ミレニアム・エレファント・ファウンデーション(象の保護のための施設)に訪問。世界でも非常に珍しい森林エコシステムをシンハラジャに行き、森とコミュニティが気候変動の問題に順応しているか、またそれらの問題がどのような影響をもたらしたのかを学びます。自然遺産をその周辺のコミュニティが保護するために何をしているかを学びます。The Good Market、セリン、ミレニアム・エレファント・ファウンデーションでは、これらの団体が持続可能でホリスティックな発展という意味でどういったことをしているのか、またエコフレンドリーな企業、団体をどのように上手くセットアップするのか、などを学びます。

  • 多元的な共生社会:

528156_325746567512741_241660984_nこの見学ではジャフナのナガディーパに行き、長さ10キロしかない小さな島に3つの文化・宗教コミュニティが共生している様子をその場で見て、体験します。この島には約2500人のタミル族、約500人のムスリム、そして年間を通して多くのシンハラ族の人々がナガディーパ寺院に参拝しにやってきます。23日の午後には、シンハラ族の仏教団体Bodu Bala Sena (BBS)と、ムスリム指導者をむかえ、非公開のセッションが行われます。双方が課題とする仏教徒とムスリムの関係について、また平和な共生に向けてどのようにこの課題に取り組むかを考えます。

1月29-30日:特別小会議:エコ寺院コミュニティ開発(かいほつ)プロジェクト

エコ寺院コミュニティ開発(かいほつ)プロジェクトはINEBの諸宗教間気候環境ネットワーク (ICE) の新しいサブネットワークです。INEB、ICEの寺院によるホリスティックなエコ寺院コミュニティを発足、実現することです。エコ寺院コミュニティのデザインスキームを共に協力しながら開発することで、それぞれの地域のニーズに合ったベストな方法、使用できる資源の情報ベースを作ることができます。寺院、宗教施設をコミュニティの中心とする中で、自然環境と持続可能なかたちで関わる、エコロジカルな人間的コミュニティを作っていくこと、それがこのプロジェクトの目的です。エコ寺院はその価値観を物質的なものに対する考え方、また人との関わりや信仰に関わる中で、明示してゆくことでしょう。このミーティングは少人数で行われ、この取り組みに積極的に関心を持つ方のみの参加となります。

主催INEB (International Network of Engaged Buddhists)、Sadaham Sevana, (スリランカ)、Sevalanka Foundation, (スリランカ)

お問い合わせ:

JNEB代表: ジョナサン・ワッツogigaya@gmail.com までご連絡ください。

INEB事務局(バンコク):secretariat@inebnetwork.org

2014年INEB理事会、ミャンマー
2014年INEB理事会、ミャンマー

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