平和と持続可能な社会を求める宗教者間対話
2013年10月27日〜11月4日マレーシア、クアラルンプール
私たちは、環境破壊、経済危機、心の問題など様々な問題に直面していますが、これらの問題を次世代にまで引き継がないためにも、今までとは違う新しい方向に向かって社会を進める必要があるでしょう。そしていま、その新しい方向を見つけるために、宗教が築いてきた伝統に大きな期待が寄せられています。宗教は、私たちが物質主義を越え、世界への理解や、価値観、行いを研ぎ澄ますことを促してくれます。また宗教を教える師や実践者は、一人ひとりが変わることが、世界の変革の根幹となることを既に覚っているからです。
しかし、宗教は、偏狭な愛国主義に陥るのではなく、国家や文化に対して先駆的な影響を及ぼしていくためにも、これまで以上に共同して取り組んでいく必要があります。特にアジアでは、仏教とイスラームという二大勢力が、それぞれのアイデンティティ政治から離れ、公正であり持続的であり平和な共生社会の実現に向けて協働をしている点においても、多宗教間の協働は重要な意義を持ち始めています。
今回の会議では、主に以下の点に焦点を当てます。
- 仏教とイスラーム間の理解を促し、これからの協力体制を構築する。
- 宗教間対話を促進し、各宗教が共通して抱える課題に関する意見交換と協力体制を進める。
- 善知識の精神と他宗教者との交流を広げ、祝福する。
会議開催期間中では、様々なイベントが企画されています。
- 多宗教者によるユース・キャンプ(10月27日〜31日)
- 伝統と現代性:移り変わる世界の中における精神性と宗教
- 紛争変革
- 信心、気候、エコロジー:気候変動に対する宗教者としての対応
- 核エネルギーと代替エネルギーへの対応
- 幸せの追求:善き人生と「国民総幸福量」への取り組み
- 孤独、病、死:精神的ガイダンス
- 空の半分:社会における女性
- ヤッピー、ヒッピー、落ちこぼれ:若者のリーダーによる新たな挑戦
- 食することは、宗教的行為である:気づきと食のシステム
- スピリチュアルアート
イベント予定:
10月27-31日:宗教間意識青少年会議/Interfaith Awareness Youth Camp
10月30-31日:イスラム・仏教見学/Buddhist Muslim Study Tour
11月1日:イスラム・仏教協力会議/Buddhist-Muslim Collaboration Platform
11月2-4日:INEB総合会議/INEB General Conference
連絡先:
国際方:INEB事務所(タイ国バンコク市)TEL (+66 2)438-9331-2、FAX (+66 2) 860 1278, Email : conference@inebnetwork.org Website www.inebnetwork.org
日本国内:Japan Network of Engaged Buddhists (ワッツ・ジョナサン代表)
メール:ogigaya@gmail.com Website: jneb.jp
主催:International Network of Engaged Buddhists (INEB), International Movement for a Just World(JUST), Malaysian Network of Engaged Buddhists (MNEB)